市ヶ谷に国際救助隊あり升

地震:福岡・玄界島で全壊20戸 自衛隊派遣要請(毎日新聞)
「政府は午前11時、官邸対策室を設置。福岡県知事は午後0時40分、自衛隊に対して災害派遣を要請した。」

自衛隊法の83条第1項をご覧下さい。

第83条(災害派遣

都道府県知事その他政令で定める者は、天災地変その他の災害に際して、人命又は財産の保護のため必要があると認める場合には、部隊等の派遣を長官又はその指定する者に要請することができる。」

戦後日本は米軍に単独占領されましたが、当時の共産勢力の隆盛を恐れた米国は極東における詰め将棋の力学上、米軍の日本駐留と基地使用の自由を保障する日米安全保障条約を締結しました。

この条約により自衛力と対米協力義務を負った日本は警察予備隊を組織、これが保安隊、そして自衛隊へと成長してきたのが自衛隊のルーツです。

行政としての防衛庁が実力部隊として腕まくりしたときの法律が自衛隊法です。

いざとなったら他に彼らを止められる機関はありませんので、法律で十分ルールを規定しておく必要があります。

しかし同じ83条によって、災害があるとすぐ飛び出してきてくれるのもまぎれもなく彼らです。

争いのある法的定義はともかく、黙々と被災地で働く彼らの仕事には頭が下がります。
 


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