お財布ケータイから情報が盗られても窃盗にはならない

おサイフケータイに潜む、知られざる“影”とは(YAHOOニュース)

「指紋センサーを使った指紋認証でさえも、付着した指紋を採取すればゼラチンで作った「グミ指」を使って指紋を再現することができるという。」

刑法の235条をご覧ください。

第235条〔窃盗〕

「他人の財物を窃取した者は,窃盗の罪とし,10年以下の懲役に処する。」

厚手のコートのポケットに入れてあるおさいふケータイも、外部からカードリーダーを当てることで情報の読み取りが可能になるのだそうです。

窃盗罪は他人の財物を窃取する罪ですが、無体物、つまり目に見えないものに対しては,電気以外は刑法上財物とみなされず窃盗罪が成立しないことになっています。

お財布ケータイはレジの離れたリーダーに一生懸命情報を飛ばそうとする技術なので、電車内にもしリーダーを持ちこんでいる者がいれば、お財布ケータイは積極的に情報を飛ばしてきます。

そのうえ、これを受信した人は罪に問われないというわけです。

情報を保持するワイアレスデバイスには、市場に出す前に必ずセキュリティホールを突く外部のプロに突いてもらうことを法制で義務化してはいかがでしょう。

いまこの瞬間もあなたのおサイフケータイが一生懸命、カードリーダーを忍ばせた人に大切な情報を飛ばしているかもしれないのですから。
 
 

法理メール?