「職場にも補助犬同伴認めて」法改正求め連絡協議会(日経新聞)
第八条(公共交通機関における身体障害者補助犬の同伴) |
一方は拒んではならない、もう一方は勤めなければならないとなっていて、民間施設では現状おとがめなしということのようです。
わたくし自身オートバイに乗っていたときの事故で右ひざにボルトが3本入っていて、真夏でも痛みで温シップをよくしています。
それでも一時は一生杖をはなせないだろうといわれていましたのでとても幸運でした。
しかし何ヶ月か車椅子を経験しましたし、1年は杖をつきました。
私の経験上からは、体が急に不自由になったとき最も心的負担となるのは、何かをかならず人にお願いしなければならないということです。
健常であればなにげなく一人でできることも、障害があると誰かに声を掛けて協力してもらわなければなりません。
そしてそのことでその人の時間を無駄にしてしまうことに普通はとてもストレスを感じてしまいます。
だからあなたが街で不自由な人に声をかけられたら、その人は声をかけることだけでとてもがんばっているのだということをイメージしてあげてください。
わたくしが入院していた大学病院の大部屋にはたくさんの重症者がいました。
わたくしのちょうど向かいには、頑健そうな元建設現場の監督さんが、ほんのちょっと足を踏み外してなんのことはない段差に頭を打ち付けただけで全身不随になって寝ていました。
子供は自転車で全速力のまま下り坂を走ります。
自動車が飛び出してくる可能性をまだ想像できないからです。
障害者に対して力になれない立法をする人も、誰にでもすぐ近くに別のカタチの人生が口を開けていることを理解することができない人です。
自身が打ちのめされることなくその立場を想像するために、立法能力と別の分野の能力が要求されています。
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