死への願望と性からの逃避

中高年男性、喫煙で自殺リスク上昇・厚労省研究班 (日経新聞)

日本民間放送連盟 放送基準の60条をご覧下さい。

60条

「視聴者が通常、感知し得ない方法によって、なんらかのメッセージの伝達を意図する手法(いわゆるサブリミナル的表現手法)は、公正とはいえず、放送に適さない。」 

タバコの広告に古くから死のイメージが沈められているといわれます。

ついでにいうと、アルコールの広告には性からの逃避のイメージが沈められているといわれます。

どちらも強烈に、しかも隠れて人の潜在意識にアピールするもので、アンフェアな色彩が非常に濃いマーケティング手法であるといえます。

そのため60条はこの行為を禁止しています。

自殺願望がもともと高いからタバコを愛好するのか、あるいはタバコに潜まされた死の甘いイメージが喫煙キャリアとともに蓄積していくのか、その因果関係を証明するのはなかなか容易ではないでしょう。

しかし記事の統計からは、両者は全く因果関係を否定できる間柄にはなさそうです。

私たちは常に自分の判断というものを疑わなければ一方向に引っ張られていきます。

私たちは目覚めてから眠るまで、あらゆる暗示をくぐり抜けています。
 
 

法理メール?