殺し屋もわが子にくちづける

奈良・斑鳩町課長補佐が自宅に銃5丁、容疑で現行犯逮捕毎日新聞

銃刀法の第3条をご覧ください。

銃砲刀剣類所持等取締法

第3条(所持の禁止)
「何人も、次の各号のいずれかに該当する場合を除いては、銃砲又は刀剣類を所持してはならない。(以下略)」

L.A.のリトル東京の数ブロック下がったところには、まるでボウリング場のようにレーンを借りられる射撃場があります。

そこでは在住者はもちろんのこと、旅行者であってもパスポートを見せれば 5000円程度で好きなだけ拳銃を撃つことができます。

初めてここでマグナムという大きな拳銃を撃ったとき、漫画を読んであこがれていたので、どれほどスッキリするのかと想像していたら自分でも意外なことに実際の感想はただ「くだらない」と感じただけでした。

あの精巧な仕組みの塊、それは包丁や車のように「用い方によっては人体にとって危険になる」という類のものではなく、純粋に鉛の塊で他人の体からなるべく大量の血を噴出させること、あるいはわざと体内で破裂させて、あるいは歯を折り、苦しみ抜かせたうえ絶命させるための道具です。

そのためにたくさんのだいの大人が、企業が、国がアレを大量に今日も作っています。

L.A.のダウンタウンにある武器屋さん、そこの韓国人経営者が「米国滞在中の最強の武装法、それは武装しないことだよ」と若かった私に教えてくれました。

暴力のイメージに映画やTVで触れることで、管理されるストレスを解消することと、本当の暴力を行使してしまうことの間には、限りない隔たりがあります。

ダーティハリーが撃ち殺した犯人でさえ、きっと夜ベッドサイドのランプを消すときにはよき夫であり、よき父であったかもしれないのですから。

法理メール?