メディアと法律

殺しの季節が終わり、大樹は豊かな影を揺らした

「無罪主張は悪あがき」ウィニー裁判でNHK記者“暴走”(iza) 「《弁護側がいわば的外れな見解を繰り返している間に、検察側は着々と犯罪事実の立証に足る、最低限の条件をクリアしていっています》《「悪あがき」をすればするほどあなた(=金子氏)の評価…

巨大なおもちゃは先祖返りした

不要と言われれば退く覚悟はできている B-CAS社 代表取締役社長 浦崎宏氏(ITpro)「BSデジタル放送の限定受信システム(CAS)として登場し,2004年に地上デジタル放送などのコピー制御にも広く採用されてから,デジタル放送によるテレビ視聴に欠かせないアイ…

毎日新聞のふるまいと日刊新聞法という結界

英語版サイトに「低俗」な日本紹介記事を掲載 毎日新聞がおわび(iza)「閉鎖されたのは、毎日新聞の英語版サイト「Mainichi Daily News」のなかの「WaiWai」と題したコーナー。「国内の週刊誌などの報道を引用し、日本の社会や風俗…

五重の排除の理論と、這い回るミーム

【Re:社会部】「遠くの事件」に違和感(産経新聞)「東京・秋葉原の無差別殺傷事件で、加藤智大容疑者(25)が勤務していた関東自動車工業を取材し、同社の事件に対する「心情的な距離」を感じました。事件翌日の9日に開かれた記者会見。加藤容疑者が…

報道:凶暴で無邪気な鏡

良識を疑うTBSの取材姿勢、池袋駅前の駐停車禁止場所に堂々と駐車(LivedoorNews)「マナー違反ドライバーや悪質ドライバーを糾弾する特集を放送しているテレビ局が、駐停車禁止場所以外であっても、そもそも混雑する東京池袋東口のロータリーに堂々と車を止…

お金の急流で信義は溺れるだろう

「新SASUKE」収録で5人重軽傷(スポーツニッポン)「収録は一時中断後に続行、番組は21日に放送された。TBSは「担当者が詳細を把握しておらず、4月2日に詳しい経緯が判明した」として、3日に事故を神奈川県警青葉署に届けた。同社広報部は「…

義務の法定は、権利の砲門

NHK受信料 支払い義務化見送り(東京新聞)「受信料の支払い義務化問題は、NHKで相次いだ不祥事をきっかけに受信料の不払いが増加したのが発端。現在の放送法では、テレビを持っている人はNHKと「契約する義務」はあるが、「受信料の支払い義務」は…

到着したら、血まみれの森

糸川議員取材記録:毎日記者が協力者に渡す ネット流出(毎日新聞)「毎日新聞の第三者委員会である「開かれた新聞」委員会委員を務める田島泰彦・上智大教授(メディア法)の話 たとえ親しい間柄の取材協力者だったとしても、まだ報道していない取材内容を…

霊媒師は全権を委託される

Winny通信の遮断は「通信の秘密」を侵害--総務省判断をぷららが受け入れ(ITpro)「総務省は「ぷららの措置は、電気通信事業法で定めた通信の秘密を侵すと考えられる」(総合通信基盤局消費者行政課)と判断した。通信の秘密を侵すとしても、通信や郵便事…

泳がせ捜査の記事と報道機関の意義

「泳がせ捜査」記事でおわび 裏付け取材が不足 「組織的捜査」確証得られず(北海道新聞社)「北海道新聞社は昨年三月十三日、朝刊社会面に「覚せい剤130キロ 道内流入?」「道警と函館税関『泳がせ捜査』失敗」などの見出しで、道警と函館税関が二○○○年四…

21 VS 13

小1女児殺人:過熱取材対策で報道申し合わせ(毎日新聞)「広島市で小1女児が段ボール箱に入れて放置され、殺害された事件で、広島県内に取材拠点を置く新聞社・通信社・放送局計16社でつくる県編集責任者会は23日、「取材・報道の使命の重要さを認識す…

高陽東の原爆黙祷を拒否した新聞社とそのドグマ

高陽東の原爆黙祷巡り混乱 社内連絡不備と本社が陳謝(朝日新聞) 消費者契約法の第4条をご覧下さい。 第4条(消費者契約の申込み又はその承諾の意思表示の取消し) 「消費者は、事業者が消費者契約の締結について勧誘をするに際し、当該消費者に対して次…

報道という懐刀も懐を切る

「ディープスロート」はFBI元高官 米誌で自ら明かす(朝日新聞) 憲法の21条をご覧下さい。 第21条〔集会・結社・表現の自由,検閲の禁止,通信の秘密〕「集会,結社及び言論,出版その他一切の表現の自由は,これを保障する(以下略)。」 ウォーターゲ…

報道:やりすぎる第四権力

「フライデーで名誉毀損」静岡の強盗殺人容疑者が提訴(朝日新聞) 民法の710条をご覧ください。 第710条〔非財産的損害の賠償〕「他人の身体,自由又は名誉を害したる場合と財産権を害したる場合とを問はず前条の規定に依りて損害賠償の責に任ずる者は財産…

番組制作費を最後に負担するのはあなたとわたし

日テレ深夜番組、女性タレントの万引きをクイズ題材に 放送法の3条の2をご覧ください。 第3条の2(国内放送の放送番組の編集等)「放送事業者は、国内放送の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。1.公安及び善良な…

その椅子は陶酔の匂いを立てる

海老沢前会長らNHK顧問を辞退 放送法第24条をご覧ください 第24条(役員)「協会に、役員として、経営委員会の委員の外、会長1人、副会長1人、理事7人以上10人以内及び監事3人以内を置く。 顧問とは、被相談人を意味します。顧問という仕事に対しては…

NHKの根元にも法の種子が眠っている

「海老沢会長すべて了解」NHK番組改変で担当者が実名会見(中日新聞) 憲法の21条をご覧下さい。 第21条〔集会・結社・表現の自由,検閲の禁止,通信の秘密〕「集会,結社及び言論,出版その他一切の表現の自由は,これを保障する。検閲は,これをして…